2008年2月10日日曜日

マイクロ・ファイナンスの授業

冬学期も早くも半分が終わり、折り返し地点です。

秋学期は、私の関心領域から遠い数字系の必修科目(アカウンティング、統計、ファイナンス)でストレスをつのらせていたのに比べ、今学期は授業も面白いものが多くて好調です。自主的に進めている「社会貢献価値」市場プロジェクトの方も順調に動き始めているので実際の仕事量は多いのですが、キツイ生活があまり精神的負担になっていません。

マイクロ・ファイナンスは、そんな今学期お気に入りの授業の一つ。半学期分のコースなので今週で最後でしたが、5週間にわたる週一回3時間の授業が期待以上に内容の濃いもので、とてもためになりました。

教鞭を取るのはPaul Christensen教授で、彼はShoreCap Internationalというマイクロ・ファイナンスに特化したプライベートエクイティファームの現役COOでもあります。(因みにShoreCapの親会社のShoreBankは、アメリカのコミュニティバンクの先駆で、ムハマド・ユヌスが彼のマイクロクレジットプログラムを銀行化してグラミン銀行を立ち上げる際に、バングラデシュまで招かれてアドバイスをしたことでも有名。)世界中のMFIに投資し育成してきた彼の実地経験と豊富な知識に基づいた講義は、今大きな転換期に差し掛かっているマイクロ・ファイナンスという業界の構造や、問題と可能性について体系的・効率的に理解するには最高でした。

5 件のコメント:

  1. 毎回楽しく日記を読ませてもらってます☆
    是非、講義で印象に残ったマイクロファイナンスの問題点、可能性についても書いて頂けたらうれしいです。
    ShoreCapもチェックしてみます。

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  2. そんな方の授業があるんですね。面白そう!!
    そういえば、私を今度の会社に誘ってくれた元上司もケロッグMBAでした。うらやましいです♪

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  3. > たけやんさん

    このエントリーを書き始めたときには、学んだことのまとめまで書こうと思っていながら、途中でちょっと面倒になり後回しにしてしまいました。ご指摘いただきありがとうございます。リクエストにお応えして、次のエントリーを書いてみましたのでご感想をお聞かせいただけると幸いです。

    > ミミーさん

    おー、何年卒ですか?ケロッグ卒業生会でお会いする機会もあるかも。

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  4. をを。ShoreCap InternationalのCOOの授業とは!
    わたしも聴いてみたいです。

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  5. > K.A.Luckyさん

    実は恥ずかしながら私も、こんな実地経験の豊富なエキスパートが担当しているとは知らずに最初の授業に出て、びっくりしました。

    彼は、クラスの外で友人たちと進めている自主プロジェクトの方にも関心を持って、積極的にアドバイスしてくれたりと、とても気さくな人柄です。

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