7月16日 (木) 【ケニア】
早朝ナイロビ到着。飛行機の中では、隣のでっかいおばちゃんの肘攻撃とイビキであまり眠れなかったので、ホテルに着いて一休み。
今日は特に予定が入っていない。午後遅くになって、おもむろに出かけることにし、市内を歩く。ほぼ赤道直下なのに、標高1600メートルと高地にあるため、思っていたより暑くない。ジャケットやセーターを着ている人も多く、同じアフリカの大都市でもダルエスサラームとは趣が随分違う。 南国のやや気だるい雰囲気が漂うダルエスサラームに比べ、人も車も多く活気を感じる。
日本で会った友人のIさんが、JICAも訪れてみてはとアドバイスしてくれたのを思い出し、散歩がてらJICAのナイロビオフィスに行ってみる。アポなしにもかかわらず、Hさんという所員の方が、丁寧に対応してくれ、ケニアでのJICAの活動の説明を受ける。
ここのところ構想を練っている、アフリカのソーシャルビジネスを応援する社会投資ファンドのアイデアを話したところ、「発電や電力の卸売り・小売などは社会的ニーズも高く、面白い投資対象があるかもしれない」とのヒントをいただいた。そういえばブラジルで見たIDEAASのモデルは、色んな国でも応用できそうだ。
また、海外青年協力隊の方が、帰国後就職先を探すのが難しいと聞いていたので、思いつきで、「現地に残ってソーシャルビジネスを起こしたいという協力隊員に初期資本を貸しだす仕組みをつくれば、ニーズはありそうか」と尋ねてみた。しかし、概して協力隊員やJICAはまだ政府間ベースでの無償援助という枠組みに縛られていて、ソーシャルビジネスを支援したり起業したりということに関心が高い人は極めてまれとのこと。
啓蒙が必要な様子なのですね。
返信削除>しかし、概して協力隊員やJICAはまだ政府間ベースでの無償援助という枠組みに縛られていて、ソーシャルビジネスを支援したり起業したりということに関心が高い人は極めてまれとのこと。
返信削除その理由を考えてみます。
> あまがえるさん & Takeshiさん
返信削除JICAも官民連携の必要性を謳っている割には、政府間の枠組みを抜け出す努力が不足しているということでしたので、多少残念ではあります。ただ、JICAにはJICAのミッションがあり、役割があるので、一概に問題視することはできないと思います。
↓ところで、JICAのアフリカ支援について、こんな記事を見つけました。http://www.thisisafricaonline.com/news/fullstory.php/aid/78/Soft_power_and_curveballs.html?current_page=1
↓こちらのUSAIDの新戦略と読み比べてみても面白いかも。
http://www.partnersglobal.org/resources/article-archive/Impact%20Investing%20for%20Sustainable%20Development.pdf