2007年9月26日水曜日

日本版の社会起業家育成モデル

『社会起業家』(PHP新書)の著者である町田洋次さんが、そのブログで、アメリカではフォーチュン誌の富豪ランキングの上位にのるようなニューリッチたちが「広く社会に投じて社会を変えることを始めてる」ことにコメントした上で、「日本にはこれがないので社会起業が進まない、真似しようにも真似ができない、別の突破口を見つけなくてはいけません。大口支援ができないなら小口支援なんでしょうか、それとも企業支援なのか、道はまだ見えませんが、自ずから形成されてくるでしょう。」と書かれています。

これについて、極めて未熟な私見としては、二つのモデルが考えられるのではないかと思います。

1. CSRの動きをうまく活用し、「社会起業家の育成への貢献度」、または「社会起業家を通じた社会変革への貢献度」といったものを、可視化・指標化し、ランキング公表をすることで、企業からの資金の流れを促進する

2. コミュニティ通貨によるノンプロフィット資本市場を形成し、social venture capitalまたはventure philanthropyと呼ばれるようなアプローチを飛躍的に進化させる

どちらもあるいは夢物語にきこえるかもしれません。でも、私自身「ノンプロフィットのパラダイムシフト」を可能にする「社会起業インフラの整備」をライフワークとして取り組んでいきたいと考えており、夢物語を具体的な現実に変換していくために奮闘中です。

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