2007年12月4日火曜日

ロールモデル

最近のフォーチュン誌の"The Power 25"という記事とその中でのビル・ゲイツの扱いに関連して、町田洋次さんのブログに「(フィランソロピーを刷新しようとする)ゲイツの挑戦が他の起業家にも広がるのかどうかまだわかりませんが、アメリカの企業社会は社会に向かい始めた」とのコメントがあります。

私は現在MBA留学でアメリカに滞在していますが、社会起業やフィランソロピーに関するビジネスパーソンの関心の高さには目を見張るものがあります。一昔前のように、既に成功したビジネスリーダーが余力でフィランソロピーにも関心を持つというのではなく、バリバリ現役のリーダーたちや、将来のリーダーの卵たちも、本気で(ビジネスと同じくらいの比重で)社会へのインパクトを考えている人たちが、日本と比較して圧倒的に多い。(ただし、経済的合理性とビジネスマインドが世の中の全ての問題を解決できるかのようなナイーブな幻想を持っている人が多く目に付くというのも、また事実ではありますが。)ロールモデルとしてのビル・ゲイツの役割はこれに大きく貢献しているのは確かでしょうね。

会社の枠組みを超えて、一人の人間として、ゲイツのようなビジョンと実行力、波及力を備えたロールモデルになりうる可能性を持つビジネスリーダーというと、日本では誰がいるのでしょうか?(ぱっと頭に浮かぶのは、孫正義や、渡邉美樹とか…?)

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