2007年12月14日金曜日

ブログとSNSの魅力

昨日でやっと期末試験が全て終了しました!ただ、試験勉強はほとんどしなかったので、実を言うと他の学生たちに比べると、解放感の強さはそれほどでもないです。

私は、月曜日から木曜日まで一科目ずつ試験があったんですが、月曜日のアカウンティングまでは一夜漬けとは言え、一応勉強はしていたんです。ただ、その後の科目については、一夜漬けさえせず、正味合計勉強時間は多分一時間弱。

と言うのも、実は月曜日の試験のほぼ直後にミクシィへの招待状が届き、即加入。その後は、プロフィールを作成し、知り合いを探し、面白そうなコミュニティを見つけては参加し、さらにソーシャル・ファイナンスや社会起業インフラに関するコミュニティが無かったので新しく立ち上げ…といった感じで、勉強そっちのけ。ほぼエンドレスで、ミクシィに没頭してしまいました。

本当に、今さらという感はありますが。

正直、私はブログが出て来始めた頃(まだweblogと呼ばれてましたね)、全く関心が無かったんです。従来の個人ホームページと何が違うのか、よく分かっていませんでした。ブログ以前でも、ジオシティーズなどを使えば、無料で、大したスキルも必要なく、ホームページを作ることはできました。ブログは、自分でホームページを作るよりもさらに簡単だけど、できることの制約も多い。Web 2.0だ、双方向コミュニケーションだといったところで、それまでにも掲示板やチャットを組み込んだホームページもいくらでもありました。個人ホームページがあまり活発にならない理由は、作るのが難しいからというよりも、個人が持っている魅力的なコンテンツが少ないから、と考えていたので、ブログというものがそれほど大きな革新をもたらすとは思えませんでした。

ミクシィなどのSNSにしても、同様です。ブログは一般に広く開かれていて、誰でも読めるのに、SNSではコミュニケーションできる相手を制限するわけですから、どうしてそれほど魅力があるサービスとして受け入れられるのかよく理解できませんでした。

仕事の忙しさにかまけて、自分で試してみることもせず、随分頭の固い思考をしていました。今にしてみると、私に見えていなかったことが四点あると思います。

1. 技術的スキルの閾値: 個人ホームページを作るのはいくら難しくないとは言え、それでもやっぱり大部分の普通の人たちには面倒くさすぎた。ブログは、情報発信のために必要とされるスキルの要求度を下げることで、サービスの対象となる顧客層を飛躍的に広げることができた。 

2. 動的な情報発信: 使用できるフォーマットに制約があることで、逆にユーザーが頭を使う余地が少なくなり、構成だとか整理だとかに悩むことなく気軽に新しい記事を書けるようになった。これにより、それまでの個人ホームページよりも更新の頻度が高まり、「動き」のあるメディアとなって、その魅力度増大につながった。

3. コミュニティの発生: こうして、より多くの人がより頻繁に情報発信を行うようになると、その情報を求めてやってくる人の数や頻度も増大し、相乗効果が生まれた。さらに、コメントやトラックバック、それにSNSの足あとなどの仕掛けが加わることで、ユーザー相互のコミュニケーションが促進され、コミュニティが生まれた。

4. メンバーの選択: コミュニティの価値は、「誰を入れるか」だけでなく、「誰を入れないか」に左右される。SNSは、コミュニティのメンバーを選択する力をユーザーに与えることで、コミュニティ内のつながりをより密接なものにすることを可能にした。

以上、最近やっとブログやSNSの価値に気づきはじめた者の雑駁な感想でした。 

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