2008年1月2日水曜日

ドミニカ共和国&ハイチ旅行 - その6

12月26日 (水) 【ドミニカ共和国】

Cabareteを離れ、Samanaへ。朝7時30分にホテルの前でマイクロバスが止まってくれたが、すでに超満員。妻は運転手さんの横の座席にどうにか隙間を確保できたが、私は開いたドアにしがみつくようにして走行。途中で人が少しずつ降りて、2時間くらい経ったころにはどうにかドアを閉められるようになった。

Samanaには午前11時過ぎ到着。とにかく暑い。Haitises国立公園のツアーがこの町から出るというLonely Planetの情報をたよりにやって来たが、結局色々聞きまわったところ、明日ツアーに行こうとすると、隣町のSanchezにあるAmilka Toursという業者しかないらしい。

Samanaの湾岸にて自転車でウイリー走行する少年


12月27日 (木) 【ドミニカ共和国】

朝7時のCaribe Toursのバスに乗り、Sanchezまで戻る。8時前にはAmilka Toursに到着するが、他の客が集まるまで、3時間近く待つ羽目になる。

その間に近所のお兄ちゃんが話しかけてくる。「お前Chino(スペイン語で中国人)か?」

今回の旅行中に何度もいきなりぶつけられたこの同じ質問にそろそろうんざりしていた私は、少々ぶっきらぼうに「No」とだけ答える。すると、「じゃー、Naranja(スペイン語でオレンジ)か?」

「??」 私が、何のことだか理解できないでいると、そのお兄ちゃんが、笑いながらジョークの意味を説明してくれた。ドミニカ共和国にはChinaという名前を持つオレンジに似た柑橘類のフルーツがあるのだそうだ。これからは街角で「Chino!」と言って来たら、「No soy chino! Soy naranja!」と答えることにしよう。
Sanchezの街角の風景

Haitises国立公園の名前の由来は、先住民族Tainoの言葉で「山の多い土地」のこと。洞窟やマングローブの林などの自然美と、軍艦鳥やペリカンといった鳥たちに加えて、何といってもこの国立公園の目玉はTaino族の洞窟壁画。中には1000年以上の古いものもある。コロンブスの上陸時に40万人程いたTaino族は、ヨーロッパからもたらされた新しい伝染病と過酷な奴隷労役により、それから30年後には1000人まで人口が激減し、ついには絶滅してしまった。

巨大な根っこが洞窟の中まで下りてきている

水面に映るマングローブ林

落書きみたいに見えるけど、れっきとした貴重な文化遺産

ペリカン~スペイン語ではアルカトラズ

赤い喉袋をふくらませて飛ぶ軍艦鳥

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